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介護施設で働くライターのブログ

飲食業から介護に転職して1年が経ちました(43歳)

早いもので、飲食業から介護に転職して1年が経ちました。

42歳だったおっさんは43歳になり、職場には新人も入ってきました。

夜勤にも入るようになり、体を含めていろんなことが変化した1年だったと言えます。

コロナで私の様な人もたくさんいるでしょう、これから転職を考えている人もいるかもしれません。

そんな人に向けていろいろ記録していきます。

入った施設

私が入職したのは特養といわれる施設です。

特別養護老人ホームの略で、介護度の重い人が入る「終の棲家」です。

身体を全く動かせない人から、認知症がひどく10秒前のことを忘れる人もいます。

ただ、私の施設の雰囲気は明るく、仕事も比較的自由にやらせてもらえるところでした。

他の施設の話を聞いたり、本で知ったところによると、ブラックな施設も少なくないようです。

仕事内容

排泄、食事、入浴の3大介護を回すことです。

入居者さんのライフサイクルに合わせて動くのですが、覚えるまでは大変でした。

それでも、だいたい2か月ぐらいで一通り動けるようになりました。1人分のシフトになったのもこれぐらいです。それまでは先輩職員のサポートがありました。

でも勉強は終わりません。

1人1人の情報。介護技術。その他の雑務。ちょっとしたコツなど。

覚えるべきことは無限に湧いてくるのです。

体力

介護は体力労働でもあります。

1日中動き続けるため、家に帰るとすぐに倒れ込みたくなります。

腰をやる職員も多く、体へのケアはより気を付けるようになりました。

ランニングをはじめ、基礎体力を高めています。

牛乳とプロテインを摂取するようになりました。

お金

給料は安く、それが原因で離職する職員も少なくありません。

政府による援助金などもありますが、それでも薄給です。

ですが、夜勤を始めると少し変わりました。

夜勤は1回につき5000円ほどもらえます。

金額は施設によって違いますが、月4回やると2万円+になるのです。

夜勤専門で働く人もいるらしく、そうゆう人はガッツリ稼いでます。

休み

24時間365日が特養の営業時間です。

休みは少ないと思ってましたが、以外にも結構くれます。

また、遅番なら昼から出勤するため、午前中はゆったりと使えます。

夜勤の次の日は連休。どこかに旅行することも可能です。

有休も普通にくれるので、この辺りは正社員様様というところでしょう。

ストレス

介護はチームワークで行うため、どうしても人間同士のストレスはあります。

ですが、それ以上に利用者様の言動が面白くて、気にならないのが現実です。

飲食をやってきたのであれば、介護はストレスフリーに感じるでしょう。

まとめ

頑張れば頑張るほど売り上げが向上するのが飲食の世界。

介護は利用者が生活する場を回す部品になる仕事。

両者は全く違います。

どんなに頑張ったところで、施設の売り上げにはすぐに反応があるものではありません。

そのあたりの肩透かし感に戸惑うこともあるかもしれません。

誰でもできることをできるようになること。それがこの仕事を続けるコツであると思います。

それが出来るようになって、そこからさらに何かを創造する。介護職はアーティストであるという人がいます。私もそう思います。