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介護施設で働くライターのブログ

介護で働くことへの注意点

中途で入ってきたオッサンだからこそわかることがあります。

1.会社に期待していいのは給料だけ

新卒で入ってきた若者にありがちなミス。それは「自分のことをもっと認めてもらいたい」という証人欲求を抑えきれない事。その結果、上司や周りの職員へのアピールを重視、利用者をあまり見ていない・・・という状態になりがちです。

おっさんであり、元自営業者であり、郵便局というでっかい組織の中にもいたのでわかるのですが、会社に給料以外のことを期待してはいけません。

会社がこちらに期待しているのは、仕事を回す労働力ということだけです。それ以上の能力はいらんのです。かえって邪魔なのです。仕事中は労働力に徹しましょう。

2.この仕事に正解はない

人間を扱う仕事だけに、正解はありません。介護知識や経験で、正解と思われること、があるだけです。

それを踏まえたうえで、正解と思われる介護を求めていく姿勢が重要です。

3.ノイローゼになりがち

抑うつともいえますね。人間関係がいろんな方向から襲い掛かってきます。職場内だけでなく、利用者との人間関係も含まれます。

自分の心を守るためには、心をオフにするスイッチを持つことです。

4.楽しむポイントをつくる

やることは生活のサポートだけです。ならば楽しんだもの勝ちですよ。食事、排泄、入浴を回しながら、おもしろいことを発見しましょう。

5.介護以外のこともアンテナを張る

よく「この仕事は安定している」と言われますよね。たしかに、医療は発展し、老人は増え、この仕事は安定して続くように見えます。

おなじようなことを郵便局に入った時に言われました。時代って変わるんですよ。そして必要なマンパワーも変わっていきます。郵便がメールに置き換わって、ゆうちょやカンポの信用もゆらぎ、現場は窒息しそうでした。

そんなとき、人や会社は「努力して乗り越えよう!」とします。弱い人は生き残れません。私も生き残れませんでした。

介護の仕事だけで何十年も生きようとせず、介護以外でのお金の稼ぎ方を見つけるべきです。